【予想】
元々体力が弱く休み明けベストの軽いタイプだったが富士Sの頃からグッと成長して連続好走可能に。
ハイペース持続の富士、京都の下り坂を使った末脚持続のマイルCS、洋芝でタフなレースを雪崩れ込んだ香港、ドバイ。
東京対応もしているが案外瞬発力というより持続的な末脚を使うジャスティンカフェ的なイメージか(マイルCSでセットで好走しているし)。中盤が緩む東京マイルで直線のみでスパッとキレるイメージは薄い。外から揉まれずに雪崩れ込んでどこまでか。地力はあるので消耗質になれば上位まで、スローなら遅刻イメージで。
マスクトディーヴァ
軽さと重さを兼ね備えたタイプでスローの秋華賞と阪神牝馬での瞬間的な加速を見れば東京マイルでの瞬発力対応は問題なし。同じ理由で内枠も◯。重さの方も見るとバランス的に1800〜2000mの瞬発力戦が合いそう。
前哨戦1人気1着で初の古馬G1の鮮度持ち。摩擦の薄い東京だし前哨戦好走のストレスで崩れる心配はない。ある程度位置を取ってそこからの瞬発力で。怖いのは2回目の東京でのポカくらいか。
ウンブライル
道悪のNZT、NHKマイルで好走しているが本質的には前走のような緩急のある瞬発力戦でこそというタイプかなと。
休み明けの東京新聞杯はかなり重い挙動だったが、前走で馬体を絞ってガラッと垢抜けてきた。マスクト同様前哨戦激走のストレスは気にならないので、ここで反動というよりはもう1つ余勢を使ってリズム通り無難に好走して来そうなイメージ。
フィアスプライド
安定感があるがコレといった武器はないまとまったタイプ。府中牝馬と関屋記念の4着の挙動に明確にスピードの限界を感じさせるし、今回も善戦止まりかなというイメージ。
前走中山1800の外枠で位置を取れず、捲って1人気9着の凡走から人気落ち、内枠替わりというM的には狙いたくなるパターン。ただこれで好走するなら前哨戦好走の上位陣がストレスで苦しむ混戦という条件設定が必要。先週のノーブルロジャー的な立ち位置。
スタニングローズ
阪神2000ベストの持続質タイプ。オークスの内容が濃いように体力と持続力を活かしたいタイプなのでマイルで軽さを求められるのは合っていない。
前走の大阪杯は長い休み明けぶっつけでの摩擦の多い混戦G1で厳しいタイミング。ただ逃げの位置取りでレースの圧から外れてなんとか0.5秒差で耐えられたという内容。
適性的にはズレる舞台なのでここでガラッと変わり身を見せるイメージは薄い。
モリアーナ
稍重の中山のレースで激走しているのもあるし、パワー的な条件での爆発力のある末脚というタイプ。前走の内容を見るとトップスピードの限界はどうしてもあるので、上がりが掛かるような展開になれば。
コンクシェル
重い。前走から逆質のレースで一気の斤量増。
ハーパー
明確な武器のないタイプで阪神2000ベストのスタニングローズと近いイメージだがこちらの方が東京マイルのスピード対応は出来そう。
前走は有馬からの休み明け短縮での混戦が仇になって凡走。有馬はそもそも、大阪杯は苦のタイミングという事で一応酌量の余地はある。
立ち回りの上手さを活かした「らしい」3着候補としてなら。短縮の忙しさ対応については広くて緩い東京なので気にならない。
道悪のエリ女2着や若駒時の中山好走で重い印象が強かったが、府中牝馬で馬群から瞬発力とトップスピードを見せて抜け出して来た姿が印象的。4着だった昨年のエリ女も同じく瞬発的な抜け出し。
秋の2つを好走した後の有馬は反動。そして前走はその反動から大幅に馬体を減らしてしまってガス欠。
内枠替わりで昨年の府中牝馬、エリ女のような抜け出す形の競馬が出来れば十分圏内。
【評価】
◯ウンブライル
▲マスクトディーヴァ